⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*  仙台市家庭教育支援チーム    杜の家せんだい   ★☆ メルマガ ☆★   2026年7月1日号 ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様こんにちは。 今回のメルマガは「家庭教育ワンポイントアドバイス」第206弾として 個別学習塾を経営されている田代光良先生から頂いたメッセージをご紹介致します。 ☆★-------------★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ  田代 光良 先生 ●テーマ 秩序が子供を育てる ☆★-------------★☆ 大阪市は長年、荒れた学校、低い学力に悩まされてきました。それを劇的に改善した事例を紹介します。 2013年3月、大阪市教育振興基本計画を策定し、幼児期から小中高に至るまでの教育の指針を明確にしました。 例えば幼児期は、教育の黄金律として4つの規範「うそをつかない」「ルールを守る」「人に親切にする」「勉強する」を繰り返し指導するようにしました。幼い時に親からまたは周りの大人から繰り返し言われたことは心に残りますし、それが人格の根本になるからです。 そして小中学校においては、やるべきこと、やってはいけないことを明確にした「学校安心ルール」を作りました。例えばやってはいけないこととして「他の子供が嫌がることを言う」「机に落書きする」などですが、それを守ることによって自分を律する力を養うようになりました。 これは、このくらいのことはわかっているだろうではなく、何が許されない行為なのか事前に明示して、学校全体で一貫した対応を取る仕組みです。これにより基準が明確になり、教員が感情的に叱る必要がなくなり、組織的な指導が可能になりました。 その結果、かつては全国平均の3倍に達していた児童の暴力行為の発生件数が、小学校では全国平均の10分の1になり、中学校でも大幅な減少を見せています。 このような落ち着きを取り戻した学校の秩序ある教室環境が、学習に取り組む行動を定着させる土台となりました。低い水準に停滞していた学力も、年を追うごとに改善を見せ、令和7年の大阪市の学力テストでは、ついに小中学校のほとんどの科目で大阪府の平均を上回るようになりました。 近年、教育研究や政策の分野で「非認知能力」への関心が高まっています。粘り強さ(やり抜く力)や自己肯定感、規範意識といった能力は、学業成績のみならず、将来の社会的・経済的成功にも大きな影響を及ぼします。これらの能力は、教科書知識のように直接的に「教える」ことは難しいです。 大阪市の取り組みのようなルールが順守される環境でこそ、子供たちは感情を抑制し、他者と協調する経験を積むことができます。この自己規律の習慣化が、非認知能力を実質的に形作ります。実際大阪市の子供たちは、「困っている人を助ける」「自分には良いところがあると思う」「算数の問題を粘り強く考える」をいった、非認知能力のかかわる行動指標の顕著な改善を見せています。 変えられない過去や家庭環境に目を向けるのではなく、どの子供も通過する学校という空間において、子供たちが自らの行動を律し、学びの継続する力を育むことこそが、生まれ持った環境を乗り越えさせ、すべての子供たちに等しく未来を切り拓く力を与えます。 秩序ある環境が子供を育てるということが言える良い例です。 ☆★-------------★☆   次回講演会のご案内    ☆★-------------★☆ 次回のセミナーは現在企画中です。 日程や内容等が決まりましたら、当メルマガ及びホームページにて告知致します。 ☆★--------★☆   編集後記 ☆★--------★☆ 皆さまこんにちは ここ仙台でも梅雨入りを迎え、ジメジメした日が多くなりました。 梅雨の時期は、雨の日が続くだけでなく、湿度や気圧の変化によって心や体に疲れが出やすい季節でもあります。 十分な睡眠や規則正しい食事を心がけて梅雨の期間を乗り越えて参りましょう。 ☆★-------------★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.stars.ne.jp/ ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★-------------★☆